
本記事では、2025年3月20日(木・祝)からパワーアップして再びやってくることが予定されている、スーパー大人気『ヨシタケシンスケ展かもしれない』のレポートをさせていただきたいと思います。
「発想えほん」として『りんごかもしれない』(発行年月2013/4 ブロンズ新社)をはじめ、最近では『しばらくあかちゃんになりますので』(発売日2024年09月13日 PHP研究所)など、その人気はとどまることを知らないヨシタケシンスケさん。
そんな大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんのすべてを見て、聞いて、読んで……。さまざまなことを感じることができる機会です。
展覧会に行けば、
「あなたの発想も広がるかもしれない」
「誰もが天才だったと知ることができるかもしれない」
素晴らしき展覧会をご一緒に見ていきましょう!
※本記事の『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の内容は2024年7月23日(火)~9月2日(月)に開催した神奈川会場「そごう美術館(そごう横浜店6階)」のものとなります。そのため、会場によっては様子が違っている場合がございますのでご承知おきください。
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の見どころポイント!
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展に入る前に(入口の様子)

▲写真:会場前の「トイレにいっといたほうがいいかもしれない」看板

それでは『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展を一緒に見ていきましょう! と、その前に……。みなさん、おトイレは大丈夫ですか?
会場に入る前でもこのような可愛らしい看板を見られるなんて、ほんとすごいですよね。
それでは改めまして(おトイレも行ったことですし)、『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の会場へレッツゴー!

▲写真:会場に入ると現れる「ほんとうの会場はこっちかもしれない」いりぐち

ちょっと待って!確かにそそる「いりぐち」かもしれないけど、そっちじゃないよ!

▲写真:会場内の「順路はこちら」

もうすでに楽しいね。迷わないように、順路に従って、進もう!
▼『ヨシタケシンスケ展かもしれない』公式サイト
ヨシタケシンスケ.”『ヨシタケシンスケ展かもしれない』公式サイト”.『ヨシタケシンスケ展かもしれない』公式サイト.
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/#(参照 2025-3-7).
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の見どころ(魅力を語る!)
①:覗いてみよう、ヨシタケシンスケさんの頭の中

▲写真:ヨシタケシンスケさんのメモ(スケッチ)
おでかけの際は、いつでも記録ができるようにメモ帳を持ち歩いているというヨシタケシンスケさん。
展覧会には、壁一面に写真のようなメモ(スケッチ)が展示されています。
絵本との関連性を考えながら、1枚、また1枚と見ていきます。中には、これってどんなことなのだろう・なぜメモに残したのだろうと思うものもありました。
ですが同時に、どんなに小さな気づきも、一瞬だけ覚えていられるような発想も、そのすべてがヨシタケシンスケさんにとって、とても大事なことなのだということが伝わってきて、一生見てしまいます。
それはきっと、メモとはいえ、人の動きや木の枝1本の細部まで描かれた絵の丁寧さや、絵のまわりに書かれていることばの深さから感じるのだと思います。
②:絵本の世界を肌で体験、展覧会場すべてが最高のあそび場!


▲写真:「じごくのトゲトゲイス」
▲写真:「てんごくのふかふかみち」

▲写真:「あなたもりんごかもしれない」サイト運営者もりんごかもしれない
展覧会には遊べる場所がたくさん! 絵本の世界を肌で体験できちゃいます。
これは大人もこどもも楽しめること間違いなし。
公式サイトでも取り上げられている「じごくのトゲトゲイス」「てんごくのふかふかみち」
大きさの異なるトゲトゲが突き出た椅子は、はたして痛いのでしょうか。青鬼さんのおっしゃる通り、すわってみましょう。
ふかふかのみちはどうでしょう。天国気分を味わい、たくさんいる来場者たちの前で思わず寝転がりたくなってしまうかもしれません。
サイト運営者も催しのひとつ「あなたもりんごかもしれない」を体験してきました。
鏡のような画面の前に立つと、自動で顔の部分が認識され、ヨシタケシンスケさんの代表作『りんごかもしれない』(発行年月2013/4 ブロンズ新社)で描かれている、さまざまな種類のりんごになれちゃいます。
来場者全員がいろいろなりんごになり、多様性の時代にもぴったりですね!
③:みんなも見つけてみよう! いたるところに隠れている作品やメモ


▲写真:「こんにちは。節目です。」
▲写真:会場壁の「コレ、何だろうネ.」
①・②と展覧会のメイン部分をご紹介してきましたが、『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展、実はこれだけではないんです。
それは「会場全体を使ったヨシタケシンスケさんの作品たち」
もしかすると、私と同じく参加したみなさんの中にも、その会場でしか見られない作品たちを目にしているかもしれません。
展示棚の隙間や壁、会場の隅から隅まで目を離していけません。いたるところに作品やひとことメモが、隠されているかのように存在します。
本当に細かなところまで。ヨシタケシンスケさんにとっては、すべてが作品なのかもしれません。
メモを見てから、気になって仕方がなく調べたところ、会場の壁にあった「コレ、何だろうネ.」は、美術館内の湿度や温度などを計測する室内形センサーのようです(間違っていたらすみません)。
言われてみれば、私もよく美術館に行くので、こういう壁や展示品の間に設置されているのは何だろうと気になったことがあります。しかし、当たり前に置かれているものたちにも焦点あて、作品にしてしまい、調べてみようとさせるヨシタケシンスケさん、ほんとにすごい!
④:まだまだ語り切れないほど、魅力はたくさん!
多くのものを語ってきたかと思われますが、これらは本当に一部です。
まだまだ語り切れないほど、『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の魅力はたくさんあります。
ヨシタケシンスケさんの過去を知ることができたり、おみやげとして、みなさんのみらいを知ることができるかもしれない壺のようなものが置かれていたり。
今しか見ることができないかもしれない作品たち。見たいですよね?
そう思った方は、ぜひ、展覧会へ足を運んでください!
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の感想
ふぅ、ちょっと一休み。
見どころをみなさんにお伝えするつもりが、文章を書いているだけで私が楽しくなってしまいました……。
多くのことを学び、考え、楽しむことができた『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展。
見どころとは別に、あえて私の感想を語れるならば「深い感情と浅い感情が交差する素晴らしさ」を語りたいです。
ヨシタケシンスケさんの作品たちを一つひとつ見ていき、こうして振り返ってみると、心の奥底にじんとくる感情や、表層的にただ楽しいという漠然とした感情、この両者があったと思います。
例えば、見どころの①でご紹介したヨシタケシンスケさんのメモ(スケッチ)は、単純にすごいなと思うだけではありません。
世の中を歩いていて感じる、ふとした疑問や思いついたことを見逃さないヨシタケシンスケさんの姿勢に、自分のことも見ていてくれる人がいるかもしれないという心温まる感覚があります。
今回のレポートでもそういった「深い感情と浅い感情が交差する素晴らしさ」が少しでもお伝えできていたら嬉しいです。
そして、ヨシタケシンスケさん、展覧会実行委員のみなさま、すべての関係者の方々に感謝申し上げます。
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展がパワーアップして、再びやってくる!
本当に見どころ満載の『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展ですが、なんと、パワーアップして再びやってきます!
その名も『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』
東京会場では2025年3月20日(木・祝)から「CREATIVE MUSEUM TOKYO (TODA BUILDING 6階)」で開催するそうです(そのほかの会場でも順次開催予定だそう)。
▼『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』公式サイト
ヨシタケシンスケ.”『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』公式サイト”.『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』公式サイト.
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/tokyo/(参照 2025-3-7).
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展レポートのまとめ
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展の見どころポイント!
絵本作家ヨシタケシンスケさんの展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない』展は、
「あなたの発想も広がるかもしれない」
「誰もが天才だったと知ることができるかもしれない」
素晴らしき展覧会でした。
展示されている作品たちの奥深さから、絵本が大好きな方はもちろん、普段は絵本にご興味がない方など、大人もこどもも関係なく楽しむことができる、まったく新しい展覧会です。

これから始まる『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』にみなさんもぜひ、足を運びましょう。私も行くかもしれない。いいや、絶対に行きます!
※本記事、展覧会の画像については、サイト運営者がヨシタケシンスケ・オフィシャルサイトで許諾を得ているものとなりますので、複製や転載など、主催側にご迷惑となる行為は絶対におやめください。
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