『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』.滝澤ななみ.TAC出版
本記事では滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』(奥付日付:2025-02-26 TAC出版)のレビューをしていきたいと思います。
今や義務教育に取り入れられてもよいと言われるほど、誰もが持つべき教養となる簿記。
今回ご紹介する書籍は、そんな簿記の基礎となる部分を学べるとともに、独学で日商簿記3級を取るための教本としても役立つ書籍です。就職活動をしていて、何かアピールポイントがほしいという方にもおすすめです。
なぜ今、簿記が必要と言われているかについても簡潔にご説明いたしますので、ぜひ、参考にしてください。
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』のおすすめポイント!
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級』のおすすめポイント!

日商簿記3級を目指している方、簿記の基礎を学びたいという方にはダントツでおすすめできる教本です。実際にこの書籍を使って私も資格に合格しているので、これからより詳しく、おすすめのポイントを解説していきます。
ぜひ、ご参考にしてください。

▲写真:日商簿記3級合格の際の試験結果表
なぜ今、簿記が必要なの?
そもそも簿記ってなに?
単語すら聞いたことがない方には、そのように思う方もいるかもしれません。
簿記は、企業や個人事業主の経理業務(お金関係)を行う上で必須の知識・スキルをいいます。この知識・スキルは、お金の面での記録や計算などをより事務的に、誰が見てもわかる内容にするため作られています。
ですが、副業なども盛んとなってきて、一つの企業に一生勤めるというのが少なくなってくるこれからの時代では、確定申告など、自分でこの経理業務を行っていかなければならない機会が増えてきます。
また、簿記の知識があれば、家計簿の作成など、どの支出がどう家計に響いていて、どのように対処すれば節約できるのかを適切に把握することもできます。
以上のような点から、簿記は今や、プログラミングなどと同じく、義務教育に取り入れられるべきと言っても過言ではないほど、学ぶ価値のあるものです。
数字を見ることができると、ものの見方が変わってきます。難しい分野ではありますが、少し知っているだけでも、まったく知らないのとでは全然違ってきます。
ぜひ、今回ご紹介する教本を手に取り、簿記の入り口に立って学んでいただけたら幸いです。
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』で学習した感想(魅力を語る!)
①:ノートを作る必要なし! 説明とイメージイラストでまとめられた内容
資格勉強などをするとき、みなさんは教本の内容をノートにまとめているでしょうか。
それって大変ですよね。楽に学べるならそれに越したことはないし、忙しい方であれば効率的に、時間を節約できるならそうしたいですよね。
その願い、叶います。
この書籍を使っての学習なら、ノートでメモを取る必要がないんです。
各章ごとに学ぶ分野が分かれているのはもちろんのこと、無駄を省き、覚えるべき部分だけを簡潔に書いた説明文章。説明のあとには、必ずといって良いほどイメージイラストが描かれています。
資格取得を目指すのではなく、ただ学びたいんだという方には、このイメージイラストを見るだけでもある程度の知識なら学ぶことができます。それぐらい、この書籍のイラストはわかりやすいんです(あと、単純にかわいい!)。
さらには、Chapter(チャプター)ごとに順番で各知識を学んでいけるのもありがたいです。順々にChapterを進めていけば、誰でも勘定の仕訳をマスターすることができ、貸借対照表や損益計算書を書けるようになります。
②:毎度細かく添削がなされ、最新の試験内容に対応している
よく簿記は独学での取得が難しいとされる資格です。それは基礎の三級でも。仕訳や実際に電卓を打ったりするときに、少しクセがあるなど、さまざまな理由からです。
より深く学ぶなら、スクーリングや通信教育が薦められています。知識を熟知した先生方に教えてもらえるのは、これから学ぶ方にはありがたいものであり、私もその意見には賛成いたします。
とはいえ、それらを利用するのは、お金がかかってしまうのも事実……。
しかし、この書籍なら、しっかりと読み込んでいけば十分に資格取得を目指せるでしょう。
根拠もきちんとあり、『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』は第13版ともなっている通り、ほぼ毎年のように添削されている教科書なので、最新の試験に対応した範囲を適切に学習することができるのです。
古本屋さんなどで古い版を購入するのもありと言えばありですが、版があまりに古すぎると必要ない部分まで勉強してしまったり、本試験のときに混乱を招いてしまいます。
そのため、版はきちんと最新のものを買うことをおすすめいたします。
サイト運営者である私も、3年ほど前の大学時代に、この書籍のみを使った数ヶ月(3~4ヵ月)の学習で、資格を独学取得しています。
③:資格を取得後、勉強後、就職後も安心の定着率と実践力
資格を取得、学習をしたそのあと、知識の定着率も気になるところ。
せっかく覚えたことをすぐに忘れて、仕事などで生かせないとなれば、本末転倒です。
ですが、その点は安心してください。
書籍には例題と問題もついていて、貸借対照表や財務諸表の見方、作り方、計算方法など満遍なくご用意されています。また、別冊で問題集もあり、より応用的な問題にも対応しています。
そのため、資格取得後も体に染み付いた知識がなくなる可能性は低く、実際に私も、何も復習せずに、勤め先の財務諸表などを読み解くことぐらいは何不自由なく行えています。
気になった方はぜひ、問題集のほうもご覧ください。
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』レビューのまとめ
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級』のおすすめポイント!
簿記の教科書『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版』は、簿記の基礎となる部分を学べるとともに、独学で日商簿記3級を取るための教本としても役立つ書籍でした。
みなさんもこの書籍で、簿記の基礎をマスターしましょう! そして余力ありましたら、ぜひ、資格試験の合格も目指しましょう。

日商簿記3級を目指している方はもちろん、簿記の基礎をただ学びたいという方、就職活動で何かアピールをしたいという方にもおすすめですよ!
今回ご紹介した書籍で、数字の見れる自分をさくっと手に入れてしまいましょう。
▼問題集にもご興味の湧いた方は、こちらもぜひ!